最も澄んだ空と海

孝純安ヱ門:大宝二年(702年)から続くお祓い師(陰陽師)の家系に生まれ、精浄陰陽道の主宰する。

うなぎと目の病気

昔からうなぎ職人は目が悪くなると言われています。

ウナギを裁くときに、まずは(ウナギの)目を刺して裁くからと言われています。

 

昨日、人助けのために相談者Hさんと解呪を行いました。

宮城県の解呪地へと足を踏み入れた時、うなぎの姿を感じたので、

Hさんに「目が悪いのですか?」とたずねると

びっくりされて、「私は悪くないですが、弟が目の病気で進学をあきらめました。」

さらに左目が痛くなったので、左側ですか?とたずねると

「そこまでは分かりませんが…」との事。

 

解呪が終わり、精進落としで食事をしている時、

Hさんがお正月に実家へ帰ったとき、曾祖父の写真をスマホに撮っていたらしく、

確認すると左目が大きく腫れていた写真でした。

 

眼の病気には、うなぎの解呪が必要なのだと、あらためて実感いたしました。

最も澄んだ空と海

今更ながらブログのタイトルを付けました。

「最も澄んだ空と海」

 

「最も澄んだ」は「清浄」、「空と海」は「陰陽」を表しています。

平安時代密教を日本に広めた最澄空海は、

当たり前ですが、お名前も素晴らしいですね。

 

精浄陰陽道最澄空海のように多くの人を助けるものだと思います。

 

解呪屋

陰陽師の専門は大きく分けて4つあります。

 

・天清浄

・地清浄

・内外清浄

・六根清浄

 

風水や四柱推命といった星めぐりは「天」

寺社仏閣、土地のモノ、動物界など自然環境は「地」

家族、先祖、友人、社会関係などは「内外」

自分自身の事などは「六根」

 

私は「内外清浄」の専門家ですが、その中でも最も重要なものは「解呪」です。

「解呪」とは呪いを解くこと。人と人との間には少なからず「呪い」が存在し、

その「呪い」は昔から七代祟ると言われています。

(実際には50代以上祟るケースもあります)

 

呪詛(呪い)はかける人は沢山いるのですが、解く人は一度もお会いした事がありません。(井の中の蛙ではありますが…)

父は「うちは解呪屋だ」とも言っていましたが、大宝二年より続く陰陽師家系だからこそ残っているのかもしれませんね。

 

 

黄色のパワー

archives.mag2.com

今回は「黄色」について陰陽視点でご紹介したいと思います。

黄色」は中国では古くから最もパワーのある色とされています。

この由来は「黄帝」から来ているともいわれてます。

黄帝」とは今から約4500年前の王様、五帝の筆頭で、

弓矢を発明するなど中国の人文の祖とも言われている人物です。

また100歳以上生きたとの逸話も残っています。

黄帝の正式な名前は姫軒轅で、最も権力のある「帝」に「黄」を付けたと言われています。

また「黄色」は「五行説」では中心を表します。

昔は、色の表現は「白」「黒」「」「」の4色しかありませんでした。

」とは今の「」に相当し、「真っ青」も「アオ」と表現していました。

緑色の芽を「青葉」と表現したり、「青信号」は実際には「緑」であったりと、

その名残は今でもあります。茶色は「アカ」と表現する年配の方もいますね。

 

その中でも「真黄色」だけは特別で権力者しか使うことが出来ませんでした。

黄色に近い赤「オレンジ」は「」、黄色に近い青「黄緑」は「」となり、

昔の権力者が所有していた色、それが「黄色」なのです。

 

みなさまも黄色を持つとお力がいただけるようになるかもしれませんね。

 

 

黄色い自転車

先日3歳の双子の娘に自転車を買いにいきました。

色は赤・青・黄・緑・ピンクとあり、娘はピンクとオレンジが好きなので「ピンク」がいいのかなぁーと思っていました。

そして「何色がいい?」と聞くと…

2人とも「あお!!」

え?「あお??

」予想外でした。

「前は赤って言っていたのに~ 後から他の色がいいと言っても変えられないよ」と

ママが諭しても「青」を変えません。

理由を聞くと「パパと一緒に買いにいくから青!」

なんと買いに行く人によって色を変えるというのです。

ママと下見に行ったときは「赤」だったらしく、後から後悔するんじゃないかなぁーと思って「赤」や「ピンク」をすすめたのですが、ガンとして変えません。

確かに女の子だから赤。男の子だから青というのはあまり好きではありませんが、あとから、男の子みたいと後悔させるのも困ります。

 

「黄色」は??と聞くと

2人とも「黄色がいい」と変えてきました。

それから、青も嫌。赤も嫌。黄色!!と言ってきました。

黄色なら男女関係なくいいかと…

よく考えると黄色は一番目立つ色なので、事故のリスクは少し減るかもしれません。

赤やピンクでなく結果として良かったと思います。

さらに黄色にまつわる陰陽の逸話もいくつかあります。そのお話はまた今度。

 

f:id:lpft-taka:20170921122315j:plain